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【.tested】Ekigaによるビデオ会議を試してみた [Debian Wheezy][AX3][A6]

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Ekiga(イカイガ)はオープンソースのGNOMEデスクトップ環境向けのVoIP、ビデオ会議アプリケーションです。
今回は、現在rc1公開しているDebian 7 (Wheezy)環境において、ディスプレイデバイスとしてUSBディスプレイアダプタ REX-USBDVI2を、ビデオ入力デバイスとして、USB接続のWebカメラ BSWHD01を、音声デバイスとして、Bluetoothワイヤレススピーカー&マイク BSSP09Bを使用した構築例を紹介します。



OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するソフトウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

<検証環境>
Debian 7.0 Wheezy
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.36 rc1
OpenBlocks A6 kernel: 3.2.36 rc1

<使用機器>
OpenBlocks AX3 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
 OpenBlocks A6 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
REX-USBDVI2 USBディスプレイアダプタ
OKI Minikeyboard Pro ポインティングデバイス付きミニキーボード
BUFFALO  BSWHD01 USB Webcam
BUFFALO BSSP09B Bluetooth ワイヤレススピーカー&マイク
Logitec LBT-UAN04C1 USB Bluetoothアダプタ

1. 環境の構築


X環境の構築に関しては、以下の記事にて行ったものを使用しています。

【.tested】RATOC REX-USBDVI2 ディスプレイアダプタ [Debian Wheezy][AX3][A6]

記事の最後にもありますが、localeをja_JP.UTF-8に設定し、

#dpkg-reconfigure locales

gnome環境をインストールします。

# aptitude install gnome-desktop-environment

A6の場合は、メモリが512MBであるため、スワップファイルを別に作り、fstabで指定しています。

OpenBlocks A6 FAQ
を参考にして下さい。

日本語環境に関しては、ibus-anthyをインストールし、
「システムツール」-「設定」-「iBusの設定」より、インプットメソッドタブにて、インプットメソッドに日本語-Anthyを設定してください。

# aptitude install ibus-anthy

音声の入出力にはBluetoothデバイスを使用していますが、今回はgnomeに組み込まれたBluez管理環境を使用します。
Bluetoothアダプタとしては、USB Bluetoothアダプタ LBT-UAN04C1を使用しており、パッケージのカーネルにより自動的に認識します。
なお、5/24より、既知の不具合として報告させていただいていますが、USB BluetoothアダプタはUSB ハブ経由では使用せず、AX3のUSBポートのどちらかに直接差し込んで使用してください。 
ペアリングは「システム設定」より、Bluetoothを選択し、 デバイス追加を行うだけです。
ただし、自動ではなく、ペアリングのPIN番号として「0000」を指定してください。


また、本デバイスは、ハイファイ再生モードであるA2DPと、テレフォニーデュプレックスモードであるHSP/HFPが選択出来るため、今回は後者を選択します。
オーディオ回りは、pulseaudioを使用するのですが、pulseaudio-module-bluetooth とpulseaudio-module-gconfを追加インストールする必要があると思います。

# aptitude install pulseaudio-module-bluetooth pulseaudio-module-gconf


なお、A2DPを選択し、totemやRhythmboxによりMP3再生を楽しむことも出来ます。

2.Ekigaの導入と設定


・Ekigaのインストール

まずは、Ekigaをインストールします。

# aptitude install ekiga

Ekigaをインストールすると、アプリケーションメニューのインターネットグループに、Ekigaソフトフォンが追加されます。
最初の起動時に、設定アシスタントが起動しますので、メッセージに従って設定項目を入力してください。
その際、SIPプロバイダとして、Ekiga.netのアカウントを聞かれますので、事前にEkiga.netにてアカウントを作成しておきます。Ekigaコールアウトのアカウントは購入しないならばスキップします。

3.動作画面


エコーテストを選択して通信テストを行いました。
画質に関しては、映像コーデックの設定にある最大ビットレートが初期値64KB/sであるため、初期値のままではかなり粗いものになりますが、ビットレートを上げる事により徐々に画質は良くなります。
A6でもソフトウェアの起動は可能で、画面は出ますが、音の処理が間に合わず、かなり遅れて音が返ってくる上、音質も悪いため、利用出来るコンディションとはいえません。

<待機画面>

<通話画面>

4.さいごに


新しいDebian Wheezy環境にてREX-USBDVI2によるX環境の評価の一環として、ソフトフォンであるEkigaをインストールし、ディスプレイだけでなく、WebcamやBTサウンドデバイスも合わせて検証を行ってみました。OpenBlocksは監視やネットワーク管理などのサーバ用途に適したハードウェアではありますが、Wheezy環境では、デスクトップ環境としてもそれなりに使える状況になっています。


OpenBlocksがLinux公式カーネルのサポート対象機種に登録されました

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2013年5月27日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)は、OpenBlocks Aファミリ(Openlocks AX3およびA6)がLinuxの公式カーネルサポート対象機種に加えられたことを発表いたしました。
このたび、OpenBlocks のARMアーキテクチャの汎用マイクロサーバであるOpenBlocks AX3およびOpenBlocks A6は、Linuxカーネルバージョン3.8から、公式カーネルのサポート対象機種に加えられました。これにより、kernel.orgに掲載されダウンロード可能なLinux公式カーネルのLinux3.8以降の最新版ソフトウエアについて、当社製品がサポートされることになりました。
今後当社OpenBlocks Aファミリの利用者様は、Linuxの進化の最新カーネルが利用可能となり、また、将来的には当社独自サポートのみならず、グローバルなLinux開発者コミュニティの開発成果がタイムリーに利用可能となります。 
 
 

OpenBlocksシリーズとは

 
2000年に発売を開始した汎用小型サーバ「OpenBlocksシリーズ」は、「小型・堅牢・低消費電力」をテーマにシリーズを展開。昨年リリースしたOpenBlocks Aファミリは、企業ネットワーク用途での豊富な実績を活かし、多拠点展開やデータ中継用途に最適なARM搭載マイクロサーバとして好評を博しています。
 
 

社長メッセージ

 
当社は1993年の創業以来、Linuxを含むOpen Source Softwareの拡大に貢献してまいりました。このたび、Linuxの公式カーネルに当社マイクロサーバ製品が採用されたことは、日本発のオリジナルなコンピュータが、グローバルなLinux開発者やコミュニティ、一般ユーザーの方に一定の価値を認めていただけたことと考え、非常に光栄でかつ嬉しく存じます。当社は引きつづき、「Technology to Serve you.」を合言葉に、利用者の方にご評価いただけるような製品・サービス作りに邁進してまいります。
 
ぷらっとホーム株式会社
代表取締役社長
鈴木友康
 

関連URL


■製品ラインナップ、その他の詳細
 
 
■Linux Kernel source tree



ぷらっとホームについて


ぷらっとホームは、創設当時の1993年に、まだ黎明期にあったLinuxオペレーティングシステムを企業として初めて国内へ輸入・販売しました。また1996年には独自ブランドとして最初のオリジナルサーバーを出荷、2000年に東証マザーズでの株式公開を果たしました。ぷらっとホームは、創業以来、日本の代表的なオープンソースOS関連企業として、また数々の先端的なプロダクトの市場投入を通じて、企業におけるビジネスの立ち上げや運用を支え続けています。


 

本発売に関するお問合せ先


報道機関からのお問い合わせ先:
ぷらっとホーム株式会社 広告・マーケティング課 渡辺美央
pr@plathome.co.jp
Tel 03-5213-4373 / Fax 03-3221-0882

ユーザー向けのお問合せ先:
ぷらっとホーム株式会社 営業部 竹内敬呂(たけうちよしろ)
sales@plathome.co.jp
Tel 03-5213-4370 / Fax 03-3221-3766
 
* ぷらっとホームおよびPlat'Homeの名称・ロゴは、日本国及びその他の国における、ぷらっとホーム株式会社の登録商標または商標です。

統合監視ソフトのZabbix社がZabbix 2.0搭載アプライアンス製品を提供開始

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簡単導入、メンテナンスフリーな高信頼・高パフォーマンス監視ソリューションを提供

 
※本プレスリリースはZabbix SIA、Zabbix Japan LLC、ぷらっとホーム株式会社の共同プレスリリースです。
 
オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」を提供するZabbix社(本社、Zabbix SIA:ラトビア共和国、代表取締役社長: Alexei Vladishev (アレクセイ ウラジシェフ)、日本支社、Zabbix Japan LLC:東京都港区、代表:寺島広大、以下Zabbix社)は、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム社)製ハードウェアを採用し、最新版Zabbix 2.0を搭載したアプライアンス「Zabbix Enterprise Appliance」の製品提供を開始し致します。オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」を提供するZabbix社(本社、Zabbix SIA:ラトビア共和国、代表取締役社長: Alexei Vladishev (アレクセイ ウラジシェフ)、日本支社、Zabbix Japan LLC:東京都港区、代表:寺島広大、以下Zabbix社)は、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム社)製ハードウェアを採用し、最新版Zabbix 2.0を搭載したアプライアンス「Zabbix Enterprise Appliance」の製品提供を開始し致します。
本製品を導入することにより、サーバーの購入、検証、セットアップやZabbixのインストールと初期設定、データベースのチューニング、監視処理を最適に行うための周辺ソフトウェアの設定といった煩雑な作業を行うことなく、システム監視、障害通知、グラフ表示などZabbixの全機能を活用したシステム監視運用業務を容易に開始することが可能です。
2013年6月12日から14日に東京、幕張メッセにて開催されるINTEROP Tokyo 2013のZabbixブース内及びぷらっとホーム社ブース内にて本製品の展示を行います。
 

Zabbix Enterprise Applianceの特徴


■ 中小規模向け高信頼性・高パフォーマンス監視アプライアンス
アプライアンスのベースとして定評と実績のあるぷらっとホーム社の小型、ファンレス、スピンドルレスのハードウェアを採用し、サーバールーム(※1)だけでなくオフィススペースや店舗、工場など設置場所を選びません。
また、Zabbix専用機としてOSおよび各種ソフトウェアの最適化を行い、小型ながらおよそ200監視対象(※2)までのシステムを監視することができ、中小規模向けの監視アプライアンスとしてLinux、UNIX、Windows各種サーバー、ネットワーク機器の監視を一元的に行うことができます。
加えて自己監視機能を内蔵し、監視マネージャの障害の検知と自動復旧を行うことも可能です。
 
■ 省電力・省発熱・省スペース
Zabbix Enterprise ApplianceはCPUとしてデュアルコアMarvell Armada XP (ベースアーキテクチャ:ARM Cortex-A9)を搭載し、高い処理性能を持ちながら、通常のIAサーバー(※3)と比較して約90%の電力削減が可能な15Wという超低消費電力、周辺温度50℃でも運用可能な空調いらずの堅牢設計、占有面積にして約1/9の小型サイズ筐体と、非常に優れた省電力率・省発熱率・省スペース率を誇ります。
 
■ オールインワン監視ソリューション
Zabbix社がこれまでに培ってきたシステム監視の技術と経験を投入し、Zabbixによる監視をスムーズかつ安定して行えるよう、周辺ソフトウェアも含めてセットアップ済みの状態で監視をすぐに始めることができます。
また、ベーシックサポートにてソフトウェアアップデート、追加ソフトウェアの提供、先出しセンドバック保守を一括して提供し、長期間に渡って監視システムを安定維持するためのソリューションを提供します。
 
■ メンテナンスフリー
監視データの蓄積に最新のデータベース技術を採用し、長期運用による監視マネージャのパフォーマンス低下を防ぎます。長期に渡る安定した監視データの保存により、グラフを利用したシステムのパフォーマンスの傾向分析、障害解析を容易に行うことができます。
また、監視設定の定期バックアップ機能を内蔵し、監視設定の間違いやハードウェア障害からの復旧、同一設定の監視サーバーの複製を容易に行うことができます。
 
■ Zabbix入門トレーニングによる導入の支援
本製品を利用した監視システムの円滑な構築を支援するため、本製品をご購入頂いたお客様は2013年7月より開催をするZabbix入門トレーニング(通常18,900円(税込))に無料でご参加頂けます。(※4)
本トレーニングでは操作概要や監視設定の追加、障害通知、グラフ表示設定などZabbixの主要機能の基礎的な利用方法を、実機を利用して半日で習得することができます。


※1 ラックマウントキット別売
※2 20000監視項目、5分間隔の監視の場合。1監視対象あたり100監視項目としてパフォーマンス測定
※3 ぷらっとホーム社 TRQX-1/55SAと比較 : http://www.plathome.co.jp/products/server/trqx_155sa00/
※4 ご購入1台につき1名様のご参加となります。




製品の詳細と販売方法


■名称: Zabbix Enterprise Appliance ZS-5200
■主要機能
  • Linux、AIX、HP-UX、Solaris、Windowsサーバーのリソース、プロセス監視
  • SNMPによるネットワーク機器の監視
  • IPMIによるハードウェア監視
  • Javaアプリケーション監視
  • Web監視
  • SNMPトラップ監視
  • 障害検知、メール通知機能
  • グラフ表示、マップ表示機能
  • 専用ツールによる監視設定の定期および手動バックアップ
■同梱物
  • 本体および電源ケーブル
  • 取り扱い説明書
  • Zabbix設定バックアップツール
  • Windows、Linux、AIX、HP-UX、Solaris用監視エージェントソフトウェア
■販売方法: Zabbix社日本国内パートナーから販売
■本体価格: 298,000円(税抜)
■保守費用: 100,000円(税抜)
  • H/W先出しセンドバック保守
    *当社が故障と判断した場合、交換品を先出にて発送します。
  • Zabbixアップデート
    *Zabbixソフトウェアアップデート用バイナリーの提供
    *Zabbix技術問い合わせサポートは含まれません。
*技術問い合わせサポートを含む保守の価格はZabbix社パートナーまでお問い合わせください。
■受注開始: 2013年5月29日(水)
■出荷開始: 2013年6月17日(月)

 

Zabbix社パートナー賛同コメント

本製品の販売を頂けるパートナーより、ご賛同のコメントを頂戴しております。(会社名五十音順)
 
  • 株式会社アークシステム
    代表取締役社長 小和瀬 英文 様

    株式会社アークシステムはZabbix 2.0搭載アプライアンス製品の提供開始をお慶び申し上げます。新たなソリューションがラインナップに加わることで、エンドユーザー様の利便性がより高まるものと期待しております。
    システムエンジニアリング事業を展開するアークシステムはZabbix Japan LLC様と連携したSI事業を提供しておりますが、これまで以上に協力し、お客様によりよいサービスを提供し続けるよう努めて参ります。
    Zabbix Japan LLC様のますますのご発展をお祈り申し上げます。
  • 株式会社インテリジェンス ビジネスソリューションズ
    プラットフォームソリューション部 部長 吉田 裕 様

    株式会社インテリジェンス ビジネスソリューションズ(本社:東京都台東区、代表取締役:小澤稔弘 社長執行役員 長井利仁、以下IBS)は、Zabbix JapanによるZabbix Enterprise Applianceのリリースを心から歓迎いたします。OSS製品としてリリースされているZabbixをアプライアンス化する事により、顧客自身による導入が容易になり、Zabbixの活用の場がより広がる事と期待しております。
    IBSの強みである「業務システムの監視」・「大規模環境の監視」を求める顧客の環境で、小型・省電力・高性能というアプライアンスの特性を活かし、快適なシステム運用に貢献して参ります。
  • インフォコム株式会社
    エンタープライズ事業本部 本部長 尾崎俊博 様

    インフォコム株式会社は、Zabbix Japan LLC様の「Zabbix Enterprise Appliance」の販売開始を歓迎し、賛同を表明致します。
    お客様のIT基盤の構築のスピードアップが望まれる中、「Zabbix Enterprise Appliance」は、そのニーズに合致する最適化されたアプライアンス製品であり、数多くのお客様に当社が自信をもってご提案出来る製品であると確信しております。
    また本製品が、今後の更なるZabbixの拡大において大きな役割を果たすことを期待しております。
  • 株式会社オージス総研
    執行役員 サービス事業本部長 鈴木 淳三 様

    株式会社オージス総研は、「Zabbix Enterprise Appliance」の販売開始を心より歓迎致します。
    当社は、インフラ企業の基幹業務システムを30年以上に渡り運用しております。そこから得た運用管理ノウハウとZabbixを組み合わせ「ThemiStruct(テミストラクト)-MONITOR」という独自のシステム運用監視ソリューションを提供しております。今回の「Zabbix Enterprise Appliance」により、Zabbixの豊富な機能を手軽に低価格で導入できるようになりました。これまで運用監視システムにご興味を持ちながら予算や要員確保などの理由で導入を見送られてきた企業様にとって、非常に魅力のある製品になっております。これを機に様々な運用監視ソリューションへ発展しうる製品として、お客様の御要望にお応えすべくZabbix社とともに万全の体制で取り組んでまいります。
  • クロス・ヘッド株式会社
    代表取締役 長 正三 様

    クロス・ヘッド株式会社はZabbix Japan様のZabbix Enterprise Applianceの販売開始を歓迎いたします。
    弊社はこれまでに数多くの導入実績に裏付けられたエンタープライズクラスの品質でコンサルティングから構築、運用、保守とワンストップでZabbix運用監視サービスを提供しており。このZabbix Enterprise Applianceの日本市場導入でより多くのお客様にご満足頂けるサービスの提供が可能になると期待しております。
    今後もパートナーとして積極的なZabbixサービス強化に取り組み日本におけるZabbixの普及活動を推進してまいります。
  • 株式会社情報工房
    代表取締役 多田 正浩 様

    「Zabbix Enterprise Appliance」の発表を心より歓迎いたします。
    情報工房は、キャリア様から中小事業者様に到るまで、さまざまな規模のネットワーク監視システムの構築、サポートを提供してまいりました。
    「Zabbix Enterprise Appliance」がリリースされることにより、迅速なネットワーク監視システムの構築ならびにソフトとハードの両方で高品質なサポートを提供できるものと確信しております。
    これまで培った弊社のノウハウをもとに「Zabbix Enterprise Appliance」でもお客様に最適なZabbixソリューションとしてご提供させて頂く所存です。
  • 株式会社FocusWEB
    代表取締役 山下 貴正 様

    株式会社FocusWEBは、Zabbix Enterprise Applianceの販売開始を心から歓迎し、賛同致します。
    統合監視のオープンソースソフトウェアであるZabbixをアプライアンス製品にすることで、システムインテグレーションにける導入期間の短縮化およびコストメリットの見込める製品だと確信しております。
    運用監視ソリューションを検討しているお客様において、新規導入から既存の監視システムのリプレースまで幅広くご提案が可能な製品であると期待しております。本製品の活用を通してお客様の要望に最適な統合監視ソリューションの提供に邁進してまいります。
 

    Zabbixについて


    Zabbixはネットワーク・サーバー・ネットワーク機器・サービス・その他のITリソースの監視・追跡を行うために開発されたエンタープライズクラスのオープンソースのモニタリングソリューションです。柔軟な通知メカニズムを備えているため、ユーザーはあらゆる種類のイベントについて電子メール、Jabber、およびSMSベースのアラートを設定でき、それによって管理者はサーバーやデバイスの問題を迅速に認識することができます。Zabbixは継続的に開発が行われ、新しいバージョンのリリースのたびに新機能とパフォーマンスの改善が行われています。Zabbix監視ソリューションは金融・保険業、IT通信業、ヘルスケア、公共機関、小売業、エネルギー・化学産業などを含むすべての業界の中小企業や、大規模エンタープライズ環境で活発に使われています。
    ソフトウェアのダウンロード数は毎月3万を超え、世界中に5万人以上のアクティブコミュニティメンバーがいます。

     

    Zabbix社について


    Zabbix SIAはラトビアのリガに本社を置くソフトウェア開発企業です。日本国内ではZabbix Japan LLCがパートナー支援と各種Zabbixサービスを行っています。Zabbix社の主力製品は、オープンソースで配布されるエンタープライズモニタリングソリューションのZabbixです。Zabbix社は技術およびコンサルタントサポート、Zabbixの導入、実装、カスタム開発のサービス、およびZabbixのプロフェッショナルトレーニングを提供しています。お客様のニーズに対する柔軟なアプローチと、最高のサービスを手頃な価格で提供することに重点を置いています。世界中でZabbix関連製品のサービスを提供する50社以上の企業とともに幅広いパートナーシップネットワークを持っています。

    ⇒Zabbix社企業サイト
    http://www.zabbix.com/jp/
    ZabbixはZabbix SIAのラトビアおよびその他の国における登録商標または商標です。

     

    ぷらっとホーム株式会社について


    ぷらっとホームは、創設当時の1993年に、まだ黎明期にあったLinuxオペレーティングシステムを企業として初めて国内へ輸入・販売しました。また1996年には独自ブランドとして最初のオリジナルサーバーを出荷、2000年に東証マザーズでの株式公開を果たしました。ぷらっとホームは、創業以来、日本の代表的なオープンソースOS関連企業として、また数々の先端的なプロダクトの市場投入を通じて、企業におけるビジネスの立ち上げや運用を支え続けています。

    ⇒ぷらっとホーム株式会社企業サイト
    http://www.plathome.co.jp

     

    本プレスリリースに関するお問い合わせ先

    Zabbix Japan LLC
    営業部 寺島 友美(てらしま ゆみ)
    〒105-0004 東京都港区新橋4-21-3 新橋東急ビル 2F
    sales@zabbix.com
    Tel 03-6895-7527 / Fax 03-6895-7301

    ぷらっとホーム株式会社
    広告・マーケティング課 渡辺 美央(わたなべ みお)
    〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-3 日本ビルディング九段別館3F
    pr@plathome.co.jp
    ■本製品の詳細はこちら

    Debian GNU/LinuxがOpenBlocks Aファミリの公式サポートを開始

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    〜 OpenBlocksに対応するLinuxカーネルが、 Debianの公式リポジトリに登録されました 〜

    2013年6月21日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)は、ARMアーキテクチャを採用した汎用マイクロサーバであるOpenBlocks Aファミリが、Debian GNU/Linuxのコミュニティから公式にサポートされたことを発表しました。
    OpenBlocks Aファミリ(OpenBlocks AX3およびOpenBlocks A6)へ対応したLinux公式カーネルパッケージ (2013年5月27日発表) が、このたびDebian GNU/Linuxの開発版であるsidバージョンにおいて登録されました。これによりOpenBlocks Aファミリの利用者様は、新機能や、不具合修正等が反映された最新のバージョンをバイナリパッケージの状態で入手可能となります。
    ぷらっとホームは、今後もDebian GNU/Linuxのコミュニティを支援し、Debian GNU/Linuxの発展と普及に貢献していきます。

     

    OpenBlocksシリーズとは

    2000年に発売を開始した汎用小型サーバ「OpenBlocksシリーズ」は、「小型・堅牢・低消費電力」をテーマにシリーズを展開。昨年リリースしたOpenBlocks Aファミリは、企業ネットワーク用途での豊富な実績を活かし、多拠点展開やデータ中継用途に最適なARM搭載マイクロサーバとして好評を博しています。
     

     

    関連URL

     
    ■製品ラインナップ、その他の詳細

    ■カーネルパッケージ詳細
     
     
    ■Debian GNU/Linuxのsidバージョンについて

    ぷらっとホームについて 


    ぷらっとホームは、創設当時の1993年に、まだ黎明期にあったLinuxオペレーティングシステムを企業として初めて国内へ輸入・販売しました。また1996年には独自ブランドとして最初のオリジナルサーバーを出荷、2000年に東証マザーズでの株式公開を果たしました。ぷらっとホームは、創業以来、日本の代表的なオープンソースOS関連企業として、また数々の先端的なプロダクトの市場投入を通じて、企業におけるビジネスの立ち上げや運用を支え続けています。


    本発売に関するお問合せ先


    報道機関からのお問い合わせ先:
    ぷらっとホーム株式会社 広告・マーケティング課 渡辺美央
    pr@plathome.co.jp
    Tel 03-5213-4373 / Fax 03-3221-0882

    ユーザー向けのお問合せ先:
    ぷらっとホーム株式会社 営業部 竹内敬呂(たけうちよしろ)
    sales@plathome.co.jp
    Tel 03-5213-4370 / Fax 03-3221-3766

    * ぷらっとホームおよびPlat'Homeの名称・ロゴは、日本国及びその他の国における、ぷらっとホーム株式会社の登録商標または商標です。

     

    [.tested] モバイル通信およびLANに対応したNAT型のAP構築 [Debian Wheezy][AX3][A6]

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    AX3およびA6におけるUSB Wifiアダプタを使用したAP構築については、前回、

    [.tested] Logitec LAN-W150NU2 Wheezyパッケージ、新カーネルによるデバイス評価およびAP構築 [Debian Wheezy][AX3][A6]

    において、bridge接続型の構築方法を紹介していますが、今回、上流を3G/4G通信やWifiで構築する場合に都合のいい、独立したネットワークセグメントをNAT接続する設定を行います。

    デバイスには、上記の記事と同じく、APの導入が容易なLogitec LAN-W150N/U2を使用します。
    また、本記事の検証環境は、Debian Wheezy rc1を使用しています。


    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するデバイスの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>
    Debian 7.0 Wheezy
    OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.36
    OpenBlocks A6 kernel: 3.2.36
    Logitec LAN-W150N/U2

    1. 対応ドライバと事前準備

    RT2870を使用しており、AX3のkernel-3.2.36では、rt2800usbドライバでサポートされています。

    ただし、このドライバを使用する場合、ralink社のサイトより、
    rt2870のファームウェア: rt2870.bin
    を取得し、/lib/firmwareの下に置いて下さい。

    また、上記ファームウェアはnon-freeのfirmware-ralinkパッケージからも導入することが出来ます。
    non-freeパッケージを追加する場合は、/etc/apt/sources.listに、以下の記述を追加します。

    deb ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/debian wheezy main non-free
    deb-src ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/debian wheezy main non-free

    deb ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/debian-security wheezy/updates main
    deb-src ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/debian-security wheezy/updates main

    ralink社のデバイス向けファームウェアパッケージの導入を行います。

    # aptitude update
    # aptitude install firmware-ralink

    dmesgでは以下のメッセージが表示されます。

    usb 1-1.1: USB disconnect, device number 3
    usb 1-1.1: new high-speed USB device number 5 using orion-ehci
    usb 1-1.1: New USB device found, idVendor=0789, idProduct=0168
    usb 1-1.1: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
    usb 1-1.1: Product: 802.11 n WLAN
    usb 1-1.1: Manufacturer: Ralink
    usb 1-1.1: SerialNumber: 1.0
    usb 1-1.1: reset high-speed USB device number 5 using orion-ehci
    ieee80211 phy1: Selected rate control algorithm 'minstrel_ht'
    Registered led device: rt2800usb-phy1::radio
    Registered led device: rt2800usb-phy1::assoc
    Registered led device: rt2800usb-phy1::quality

    インタフェースはwlan0となります。

    2. ip_forwardの有効化


    /etc/sysctl.confを編集し、ip_forwardを有効にします。

    # vi /etc/sysctl.conf
    net.ipv4.ip_forward=1

    修正を反映させるためには再起動が必要ですが、コマンドラインより、

    sysctl net.ipv4.ip_forward=1

    と入力すればその時点で有効になります。
    (上記のsysctl.confの設定がないと再起動時には元に戻ります。)

    3. アクセスポイントとしての設定方法 有線LAN-Wifi


    wlan0に対してhostapdによりワイヤレスサービスを行います。
    今回はbridge接続ではないため、上流からdhcpサービスは受けません。
    dhcpサーバを導入し、wlan0に対して適用します。

    ・事前準備

    事前準備として、dhcpdサーバを導入します。

    # aptitude install isc-dhcp-server

    また、DNSキャッシュとして、dnsmasqを導入します。

    # aptitude instal dnsmasq

    ・/etc/network/interfaces

    auto eth0
    iface eth0 inet dhcp

    auto wlan0
    allow-hotplug wlan0
    iface wlan0 inet static
            address 192.168.0.1
            netmask 255.255.255.0
            network 192.168.0.0
            broadcast 192.168.0.255

    ・/etc/dhcp/dhcpd.conf

    INTERFACES="wlan0";
    option domain-name "hoge.example.org";
    option domain-name-servers hoge.example.org;
    default-lease-time 600;
    max-lease-time 7200;
    log-facility local7;
    subnet 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0{
            range 192.168.0.100 192.168.0.200;
            option routers 192.168.0.1;
            option domain-name-servers 192.168.0.1;
    }

    dnsmasqを導入しない場合は、
    option domain-name-servers 192.168.0.1
    に利用できるDNSサーバアドレスを記述します。

    ・hostapd-1.0の導入

    Debian/Wheezyパッケージより、hostapdも1.0になっており、今回はバイナリパッケージをそのまま利用します。hostapdパッケージのビルド作業は必要ないため、容易に環境を構築出来ます。

     hostapdパッケージの導入

    # aptitude install hostapd

     設定ファイルとして、/etc/hostapd/hostapd.conf を以下の様に記述します。
     <SSID>およびパスフレーズはそれぞれの環境に合わせて変更して下さい。

    interface=wlan0
    driver=nl80211

    country_code=JP
    ieee80211d=1

    ssid=<SSID>
    channel=6
    hw_mode=g

    wpa=2
    wpa_passphrase=<設定するパスフレーズ>

    wpa_key_mgmt=WPA-PSK
    rsn_pairwise=CCMP

    ieee80211n=1
    wmm_enabled=1

    起動方法は以下の通りです。

    # hostapd -B /etc/hostapd/hostapd.conf

    自動起動する場合は、/etc/default/hostapdの以下の部分を修正してください。

    DAEMON_CONF="/etc/hostapd/hostapd.conf"

    ・iptablesによるNAT設定

    # iptables -A POSTROUTING -t nat -s 192.168.0.0/24 -o eth0 -j MASQUERADE

    4. アクセスポイントとしての設定方法 3G/4G-Wifi



    上記3項の通り、wlan0側の設定を行い、3Gのモバイルアダプタの設定を追加します。
    3G/4Gのモバイル通信に関しては、

    周辺機器接続テスト記事一覧-Debian Wheezyベースファームウェア版

    にて検証したモバイル通信アダプタを使用しています。
    構築方法については記事をご参照下さい。

    上記記事に書いたreplacedefaultroute設定を行っていれば、ponで自動的に上流が3G回線に切り替わります。
    wlan0から3Gアダプタ側へのNAT設定は、iptablesコマンドで以下の様に指定します。

    # iptables -A POSTROUTING -t nat -s 192.168.0.0/24 -o ppp0 -j MASQUERADE

    5.さいごに


    iptablesに関しては、上記ではコマンドラインより直接入力していますが、本格的に導入する場合は不要なポートを塞ぐなど、十分な設定が必要だと思います。
    記述に関しては、Wheezyにて若干手順が変わっているようなので、 別途ご報告します。

    [.testted] Moodle [AX3]

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    ムードル (Moodle) は、オープンソースのeラーニングプラットフォームです。
    同種のシステムの中では比較的多くのユーザ数を獲得しており、国内でも多くのユーザに利用されています。
    Moodleは多くのLinuxディストリビューションによりパッケージ提供されており、Debianにおいても、容易にパッケージインストールをすることが出来ます。


    今回は、OpenBlocks AX3にて、データベースとしてMySQLを利用した場合のインストール手順について、Debian 6.0のパッケージによる導入と、最新パッケージである、2.5.1の導入方法について紹介します。

    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するソフトウェアの動作の保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>
    OpenBlocks AX3/4 Debian 6.0 kernel: 3.0.6

    1.Debian 6.0パッケージからの導入方法(Ver.1.9.9)


    mysqlのインストール

    Moodleパッケージををインストールする前に、mysqlをインストールし、データベースを作成します。

    # aptitude install mysql-server

    インストール時に、管理者(root)のパスワードを入力してください。

    データベースの作成
    # mysql -u root -p

    mysql> show databases;
    +--------------------+
    | Database |
    +--------------------+
    | information_schema |
    | mysql |
    +--------------------+
    2 rows in set (0.00 sec)

    mysql> CREATE DATABASE moodle;
    mysql> ALTER DATABASE moodle DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_unicode_ci;
    mysql> GRANT SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE,CREATE,CREATE TEMPORARY TABLES,DROP,INDEX,ALTER ON moodle.* TO moodleuser@localhost IDENTIFIED BY 'moodle';
    mysql> quit

    moodleというデータベースを作成し、moodleuserのパスワードをmoodleに設定しています。

    Moodleのインストール

    moodleパッケージをインストールします。

    # aptitude install moodle

    今回は、virtual hostでは使用しないため、サイトのURLはそのままとします。


    インストール中に、使用するデータベースおよびデータベースのパスワードなどについての入力が必要となりますので、1項で設定した情報を使用してください。

    インストール終了後、webのコンテンツをapacheのDocumentRootの下へシンボリックリンクします。

    # cd /var/www
    # ln -s /usr/share/moodle

    /etc/moodle/config.php を編集し、 wwwrootを使用するサーバのホスト名またはIPアドレスに変更します。

      :
     $CFG->dbtype = 'mysql';
     $CFG->dbhost = 'localhost';
     $CFG->dbname = 'moodle';
     $CFG->dbuser = 'moodle';
     $CFG->dbpass = 'moodle';
     $CFG->prefix = 'mdl_';

     $CFG->wwwroot = 'http://172.16.12.169/moodle';
     $CFG->dirroot = '/usr/share/moodle';
     $CFG->dataroot = '/var/lib/moodle';
     $CFG->directorypermissions = 0750;
     $CFG->admin = 'admin';
      :

    立ち上げと初期設定

    Webブラウザより、以下のURLにアクセスします。

    http://<ホスト名orIPアドレス/moodle

    最初に、ライセンスについての了解を求められますので、使用する場合は、了承して下さい。
    その後、updateなどの処理でcontinueボタンを押し、全ての処理が終わると、最初の登録画面が表示されます。


    日本語の画面にするためには、先にLanguage packメニューより、日本語のランゲージパックを導入します。


    導入後、Language Settingsで日本語(ja)を選択します。


    メインメニュー画面の右上のプルダウンメニューより日本語(ja)を選択肢、Turn Editing Onボタンを押すことで、メニュー全体が日本語表示に変更されます。



    2. 最新版 Ver2.5.1の導入方法


    Moodle最新版の入手

    Moodleのサイトより、Ver 2.5.1-latestパッケージを入手します。

    Moodle.org: open-source community-based tools for learning:

    wgetを使用する場合の例は以下の通りです。(2013/7/13現在)

    # wget http://sourceforge.net/projects/moodle/files/Moodle/stable25/moodle-latest-25.tgz/download
    # mv download moodle-latest-25.tgz

    apache2パッケージのインストール

    # aptitude install apache2

    php5パッケージのインストール

    # aptitude install php5 php5-gd php-pear php5-mysql php5-curl php5-intl php5-xmlrpc

    mysqlのインストール

    Moodleパッケージををインストールする前に、mysqlをインストールし、データベースを作成します。

    # aptitude install mysql-server

    インストール時に、管理者(root)のパスワードを入力してください。

    データベースの作成

    # mysql -u root -p

    mysql> show databases;
    +--------------------+
    | Database |
    +--------------------+
    | information_schema |
    | mysql |
    +--------------------+
    2 rows in set (0.00 sec)

    mysql> CREATE DATABASE moodle;
    mysql> ALTER DATABASE moodle DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_unicode_ci;
    mysql> GRANT SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE,CREATE,CREATE TEMPORARY TABLES,DROP,INDEX,ALTER ON moodle.* TO moodleuser@localhost IDENTIFIED BY 'moodle';
    mysql> quit

     moodleプログラムパッケージの展開

    # tar xvzf moodle-latest-25.tgz
    # mv moodle /var/www
    # chown www-data /var/www/moodle

    moodledataディレクトリの作成

    # mkdir /usr/share/moodledata
    # chmod 0777 /usr/share/moodledata

    今回は、documetroot下にmoodledataを置いていませんが、置く場合は、.htaccessに、以下の様に記述して下さい。

    order deny,allow
    deny from all

    WebインストーラによるMoodleインストール/設定

    Webブラウザより、

    http://ホスト名orIPアドレス/moodle

    にアクセスし、インストールを開始します。
    最初に言語選択画面が出ますが、ここで日本語(ja)を選択すると、Webインストールが途中で停止する現象が起きました。(再度上記URLを指定することで、enのモードで再開され、インストール自体は完了出来ます。)
    そのため、enのまま続行します。


     moodledataのpathを入力します。


     データベースとしては、今回MySQLを選択します。


    上記で作成したデータベース名および、ユーザ、パスワードを入力します。


     インストールをする場合は、了承して継続します。


    インストールされているモジュールの確認画面。問題なければ継続します。


    上記の継続操作から内部の処理のため、しばらく時間がかかります。


     管理者についての情報を入力します。


    サイトの情報を入力します。日本語での入力も可能です。


    ホーム画面が表示されます。


    日本語のランゲージパックを導入します。


    Language Settingで日本語(ja)を選択します。


    右上の言語選択メニューより、日本語(ja)を選択すると、メニューが日本語に切り替わります。


    3.さいごに


    Wheezyパッケージでのインストールに関しては、7.1リリース後に改めて行います。
    (moodleのパッケージバージョンも変わります)
    moodleによるeラーニングシステムをOpenBlocks上で利用することにより、設置環境を選ばず、様々な教育現場でシステムを利用出来るのではないかと思います。
    また、実際に使用されている方が居られましたら、稼動の規模や使用感などをお聞かせ下さい。

    [.testted] Net Commnos [AX3]

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    NetCommonsはCMS(Contents Management System)とLMS(Learning Management System)とグループウェアを統合したコミュニティウェアです。
    学校や大学等教育機関をターゲットとして開発されてきましたが、多種多様なWebサイトを短時間で構築できることが認識され、それ以外のウェブサイトの構築でも利用が広がっています。


    Net Commonsは以下の環境が推奨環境であり、Debian 6.0によりパッケージ提供されるapache、mysql、php環境での動作の確認を行いました。

    Webサーバ :           Apache 1.3 もしくは 2 以降
    PHP :                    PHP5.1.6 以降
    データベース:          MySQL 5.0 以降
    OS :                       Linux, Windows Server
    推奨の組み合わせ: Linux, PHP 5.1.6, MySQL 5.0.22, Apache 2.2.3

    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するソフトウェアの動作の保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>
    OpenBlocks AX3/4 Debian 6.0 kernel: 3.0.6

    2. 導入方法


    NetCommons 最新版の入手

    NetCommonsの公式サイトより、最新版、2.4.1.0 Linux版を入手します。

    ダウンロード - NetCommons2公式サイト:

    apache2パッケージのインストール

    # aptitude install apache2

    php5パッケージのインストール

    # aptitude install php5 php5-gd php-pear php5-mysql php5-curl php5-intl php5-xmlrpc

    mysqlのインストール

    Moodleパッケージををインストールする前に、mysqlをインストールし、データベースを作成します。

    # aptitude install mysql-server

    インストール時に、管理者(root)のパスワードを入力してください。

    データベースの作成

    # mysql -u root -p

    mysql> show databases;
    +--------------------+
    | Database |
    +--------------------+
    | information_schema |
    | mysql |
    +--------------------+
    2 rows in set (0.00 sec)

    mysql> CREATE DATABASE netcommons CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci;
    mysql>grant all on netcommons.* to netcommons@localhost identified by 'nc';
    mysql> quit

    データベース名: netcommons
    データベースユーザ名: netcommons パスワード: nc
    で設定しています。(環境に合わせて変更してください)

     moodleプログラムパッケージの展開

    # tar xvzf NetCommons-2.4.1.0.tar.gz
    # cp -R NetCommons-2.4.1.0/html /var/www
    # mv /var/www/html /var/www/nc
    # chown -R www-data /var/www/nc

    WebインストーラによるNetCommonsのインストール/設定

    Webブラウザより、

    http://ホスト名orIPアドレス/nc

    にアクセスし、インストールを開始します。

    言語に日本語を指定します。


    確認後、次へ、を押します。


    サイト名称、データベース名、データベースユーザおよびパスワードを入力します。


    確認をして、次へ、を押します。







    管理者のハンドル、ログインID、パスワードを入力します。


    確認して、次へ、を押します。



    インストールを完了します。


     サイトのURLを入力し、動作を確認します。


    今回は、http:/ホスト名/ncとしましたが、virtualホストなどを使用する場合は、apacheの設定などを変更して下さい。

    3.さいごに


    Wheezyパッケージでのインストールに関しては、7.1リリース後に改めて行います。

    moodleと同じく、、実際に使用されている方が居られましたら、稼動の規模や使用感などをお聞かせ下さい。

    OpenBlocks Aファミリ用 Debian7ベース ファームウェアの正式版を公開しました

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    こんにちは。OpenBlocksファミリの開発・技術担当の木村です。

    かねてよりβ版として公開しておりましたOpenBlocks Aファミリ用の、Debian7ベースファームウェアの正式版を公開しました。

    ご利用いただいた方々からの不具合の指摘の反映、カーネルの更新の他、細々とした修正を行っております。主な修正内容を以下に記します。

    • [共通] カーネルバージョンの更新 (3.2.36→3.2.40)
    • [共通] cronの動作が、UTC時刻に基づいていたのをJST時刻に変更した
    • [共通] ホスト名の変更が反映されない現象を修正
    • [AX3] flashcfgコマンドがsegmentation faultとなる現象の修正
    • [A6] GPIOが利用出来ない現象の修正
    • その他軽微な修正


    ファームウェアの入手は以下サイトよりお願いします、


    ご利用に際して、お困りの事、不具合等ありました場合には、サポート窓口までお問い合わせ下さい。

    カーネルのカスタマイズ手順について(非公式版) [AX3][A6]

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    OpenBlocks Aファミリのカーネルのカスタマイズ手順に関しては、現状では当社サポート窓口よりご案内していますが、当blogの検証ではカーネルの再構築について触れることも少なくないため、非公式ながら、ここにまとめておきます。

    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するソフトウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

     なお、本作業に関しては、作業内容をご理解の上、自己責任の元に慎重に行ってください。

    1. 事前準備


    カーネル再構築のためには、開発環境が必要になります。
    ユーザマニュアルに書かれた、タイムゾーン等の最初の設定、標準ツールのインストールに加え、基本的な開発環境をインストールしてください。

    # aptitude install build-essential

    また、ファームウェア構築のために、ncursesのdev環境および、mkimageが必要となります。

    # aptitude install uboot-mkimage libncurses5-dev

    2. OpenBlocks AX3シリーズのカーネルカスタマイズ手順


    AX3のカーネルカスタマイズを行う場合、wheezy向けの3.2.40系カーネルと、squeeze向けの3.0.6系カーネルにより、ファイルの入手先やファイル名が違います。

    ファイルの入手

    当社ftpサイトより、カーネルソースファイルと、対応したramdiskイメージを入手し、展開してください。
    2013/7/29現在の最新のカーネルパッケージは、3.2.40-0 ( wheezy )および、3.0.6-14です。
    これより最新のパッケージがリリースされた場合は、ディレクトリなどを変更してください。

    3.2.40の場合 (Debian 7.1 wheezy )
    # cd /usr/src
    # wget ftp://ftp.plathome.co.jp//pub/OBSAX3/wheezy/3.2.40-0/linux-3.2.40-20130710-2.tar.gz
    # wget  ftp://ftp.plathome.co.jp//pub/OBSAX3/wheezy/3.2.40-0/ramdisk-wheezy.obsax3.img.lzma
    # tar xvzf  linux-3.2.40-20130710-2.tar.gz

    2.6.31の場合 (Debian 6.0 squeeze )
    # cd /usr/src
    # wget ftp://ftp.plathome.co.jp//pub/OBSAX3/squeeze/3.0.6-14/source/linux-3.0.6-14.tar.gz
    # wget ftp://ftp.plathome.co.jp//pub/OBSAX3/squeeze/3.0.6-14/ramdisk-squeeze.obsax3.img.lzma
    # tar xvzf  linux-3.0.6-14.tar.gz

    構成情報の編集

    3.2.40の場合 (Debian 7.1 wheezy )
    # cd /usr/src/linux-3.2.40
    # cp arch/arm/configs/obsax3_defconfig .config
    # make menuconfig

    3.0.6の場合 (Debian 6.0 squeeze )
    # cd /usr/src/linux-3.0.6
    # cp arch/arm/configs/obsax3_defconfig .config
    # make menuconfig

    zImageおよび、ドライバモジュールの作成とインストール

    # make zImage modules
    # make modules_install

    ファームウェアイメージの作成

    3.2.40の場合 (Debian 7.1 wheezy )
    # cd /usr/src
    # gzip -9 < linux-3.2.40/arch/arm/boot/zImage > zImage.gz
    # mkimage -n "OBSAX3_xxx 3.2.40" -A arm -O linux -T multi -C gzip -a 0x8000 -e 0x8000 -d zImage.gz:ramdisk-wheezy.obsax3.img.lzma uImage.initrd.obsax3

    3.0.6の場合 (Debian 6.0 squeeze )
    # cd /usr/src
    # gzip -9 < linux-3.0.6/arch/arm/boot/zImage > zImage.gz
    # mkimage -n "OBSAX3_xxx 3.0.6" -A arm -O linux -T multi -C gzip -a 0x8000 -e 0x8000 -d zImage.gz:ramdisk-squeeze.obsax3.img.lzma uImage.initrd.obsax3

    ファームウェアのFlashROMへの書き込み

    # flashcfg -y -f uImage.initrd.obsax3

    3. OpenBlocks A6のカーネルカスタマイズ手順


    A6のカーネルカスタマイズを行う場合、wheezy向けの3.2.40系カーネルと、squeeze向けの2.6.31系カーネルでは、パッケージの構成手順が若干異なります。

    また、squeeze版をご利用の場合、2.6.31系カーネル向けに用意されたramdiskパッケージをlzmaファイルにする際に、メモリ不足となるため、swapを追加設定してください。
    標準状態では、swapは未使用の状態になっています。
    設定方法に関しては、

    OpenBlocks A6 FAQ: SWAPを設定するには、どのようにすれば良いですか

    を参照してください。

    ファイルの入手

    当社ftpサイトより、カーネルソースファイルと、対応したramdiskイメージを入手し、展開してください。
    2013/7/29現在の最新のカーネルパッケージは、3.2.40-0 ( wheezy )および、2.6.31-8です。
    これより最新のパッケージがリリースされた場合は、ディレクトリなどを変更してください。

    3.2.40の場合 (Debian 7.1 wheezy )
    # cd /usr/src
    # wget ftp://ftp.plathome.co.jp//pub/OBSA6/wheezy/3.2.40-0/linux-3.2.40-20130710-2.tar.gz
    # wget ftp://ftp.plathome.co.jp//pub/OBSA6/wheezy/3.2.40-0/ramdisk-wheezy.obsa6.img.lzma
    # tar xvzf  linux-3.2.40-20130710-2.tar.gz

    2.6.31の場合 (Debian 6.0 squeeze )
    # cd /usr/src
    # wget ftp://ftp.plathome.co.jp//pub/OBSA6/squeeze/2.6.31-8/source/linux-2.6.31-obs-20130131.tar.gz
    # wget  ftp://ftp.plathome.co.jp//pub/OBSA6/squeeze/2.6.31-8/ramdisk-squeeze.obsa6.img
    # tar xvzf  linux-2.6.31-obs-20130131.tar.gz

    構成情報の編集

    3.2.40の場合 (Debian 7.1 wheezy )
    # cd /usr/src/linux-3.2.40
    # cp arch/arm/configs/obsa6_defconfig .config
    # make menuconfig

    2.6.31の場合 (Debian 6.0 squeeze )
    # cd /usr/src/linux-2.6.31
    # cp arch/arm/configs/obsa6_defconfig .config
    # make menuconfig

    zImageおよび、ドライバモジュールの作成とインストール

    # make zImage modules
    # make modules_install

    ファームウェアイメージの作成

    3.2.40の場合 (Debian 7.1 wheezy )
    # cd /usr/src
    # gzip -9 < linux-3.2.40/arch/arm/boot/zImage > zImage.gz
    # mkimage -n "OBSA6LXC 3.2.40" -A arm -O linux -T multi -C gzip -a 0x8000 -e 0x8000 -d zImage.gz:ramdisk-wheezy.obsa6.img.lzma uImage.initrd.obsa6

    2.6.31の場合 (Debian 6.0 squeeze )
    # cd /usr/src
    # gzip -9 < linux-3.2.40/arch/arm/boot/zImage > zImage.gz
    # lzma -3 < ramdisk-squeeze.obsa6.img > ramdisk-squeeze.obsa6.img.lzma
    # mkimage -n "OBSA6LXC 3.2.40" -A arm -O linux -T multi -C gzip -a 0x8000 -e 0x8000 -d zImage.ramdisk-squeeze.obsa6.img.lzma uImage.initrd.obsa6

    ファームウェアのFlashROMへの書き込み

    # flashcfg -y -f uImage.initrd.obsa6

    4.さいごに


    ファームウェアを書き込む前に、ftpサイトからダウンロード出来る、標準構成のuImage.initrd.xxxファイルと、出来上がったファイルのサイズを比較することをおすすめします。


    tftpbootによるOSの起動方法 [AX3][A6]

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    前回、カーネルのカスタマイズ手順について説明しましたが、flashcfgコマンドによりカスタマイズしたファームウェア書き込む前に起動テストをしたい場合や、作成したファームウェアに何らかの問題があって起動しない場合のリカバリ方法として、ubootからのtftpbootによる起動方法について簡単な説明を行います。

    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するソフトウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    1. tftpサーバのインストール


    windowsの場合

    TFTPD32 : an opensource IPv6 ready TFTP server/service for windows : TFTP server:

    上記のアドレスより、tftpd32をダウンロードし、インストールします。
    「Settings」ボタンを押し、TFTPタブより、tftpdのBase Directoryを指定、GLOBALタブのStart Services内のTFTP Serverにチェックを入れます。
    指定したBase Directoryにtftpにより転送したいファイルを置きます。
    AX3、A6のubootのターゲットファイル名はそれぞれ以下の通りになります。

    AX3: uImage.initrd.obsax3
    A6:   uImage.initrd.obsa6



    また、必要に応じて、DHCP Serverを立ち上げる事も可能です。

    Debian Linux (7.1 wheezy) を使用する場合

    tftpdパッケージを利用します。

    # aptitude install tftpd

    debian wheezyのパッケージの場合、/etc/inetd.confへのデフォルトの設定で、/srv/tftpを指定しているため、ディレクトリを作成します。

    # mkdir /srv/tftp

    上記ディレクトリに、立ち上げたいファームウェアイメージファイルを転送して下さい。
    AX3、A6のubootのターゲットファイル名はそれぞれ以下の通りになります。

    AX3: uImage.initrd.obsax3
    A6:   uImage.initrd.obsa6

    tftpdサーバのアクセス制限の解除が必要な場合は、/etc/hosts.allowを編集し、以下の行を追加します。

    in.tftpd: ALL (もしくは、許可するIPアドレスグループ)

    2. ubootからのtftpboot


    ubootプロンプトへの入り方

    シリアルコンソールより、パワーオン->uboot起動すぐに、何らかのキーを入力することにより、コマンドプロンプトによる操作が可能になります。


    IPアドレスの設定

    先にネットワークのアドレスの取得もしくは設定を行います。

    dhcpの場合
    openblocks> dhcp

    IPアドレスを指定する場合
    openblocks>setenv ipaddr <IPアドレス>
    openblocks>setenv gatewayip <ゲートウェイのIPアドレス>
    openblocks>setenv netmask <ネットマスクの値>

    tftpbootによるファームウェアの起動

    起動する場合は、以下の操作を行います。ファームウェアの書き込みは行われません。

    openblocks> setenv tftpserver <tftpサーバのIPアドレス>
    openblocks> run os_load_boot

    tftpbootによるファームウェアの本体への書き込み

    ファームウェアを本体に直接書き込む場合は、以下の操作を行います。

    openblocks> setenv tftpserver <tftpサーバのIPアドレス>
    openblocks> run os_load_prog

    3. さいごに


    以上、特に補足することはありません。

    【.tested】CENTURY plus one LCD-8000U2 USB接続サブモニター [Debian Wheezy][AX3][A6]

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    CENTURY plus one LCD-8000U2は、USB接続のLCDディスプレイユニットです。
    今回は、先日リリースされたDebian 7.1環境ににおいて本アダプタを使用したX環境の構築についての検証を行います。


    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するハードウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>
    Debian 7.1 Wheezy
    OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
    OpenBlocks A6 kernel: 3.2.40

    <使用機器>
    OpenBlocks AX3 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
    OpenBlocks A6 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
    CENTURY plus one LCD-8000U2 USB接続サブモニター
    OKI Minikeyboard Pro ポインティングデバイス付きミニキーボード

    1. ドライバの準備


    本製品はDisplaylink社のコントローラを使用しており、Debian Wheezyパッケージにより提供される3.2.40カーネルに標準で組み込まれたFrame Buffer用ドライバudlfbを使用します。
    また、Debian Wheezyにより提供されるX環境は本ディスプレイアダプタに対応しているため、前回の評価で行ったような、ドライバの構築作業は必要ありません。

    dmesgでは以下の様に表示されます。(AX3の場合)

    udlfb: DisplayLink LCD-8000U2 - serial #825785
    udlfb: vid_17e9&pid_01bb&rev_0106 driver's dlfb_data struct at c3a09000
    udlfb: console enable=1
    udlfb: fb_defio enable=1
    udlfb: shadow enable=1
    udlfb: vendor descriptor length:17 data:17 5f 01 0015 05 00 01 03 00 04
    udlfb: DL chip limited to 1500000 pixel modes
    udlfb: allocated 4 65024 byte urbs
    mousedev: PS/2 mouse device common for all mice
    udlfb: 800x600 valid mode
    udlfb: Reallocating framebuffer. Addresses will change!
    udlfb: 800x600 valid mode
    udlfb: set_par mode 800x600
    udlfb: DisplayLink USB device /dev/fb0 attached. 800x600 resolution. Using 1880K
     framebuffer memory
    usbcore: registered new interface driver udlfb

    fbsetは以下の値を返します。

    # fbset -i

    mode "800x600-75"
        # D: 50.000 MHz, H: 47.348 kHz, V: 74.565 Hz
        geometry 800 600 800 600 16
        timings 20000 46 190 13 12 20 10
        rgba 5/11,6/5,5/0,0/0
    endmode

    Frame buffer device information:
        Name        : udlfb
        Address     : 0xf1c93000
        Size        : 962560
        Type        : PACKED PIXELS
        Visual      : TRUECOLOR
        XPanStep    : 0
        YPanStep    : 0
        YWrapStep   : 0
        LineLength  : 1600
        Accelerator : No

    2. X環境のインストールと設定


    ・X11パッケージの導入

    まずは、X11の環境をインストールします。

    # aptitude install xorg

    その他、ウィンドウマネージャ等、X11関連のパッケージリストは以下にありますので、環境整備に必要と思われるものをインストールしてください。

    Debian リファレンス / 第7章 X Window システム

    ・Xorgの設定

    特に設定の必要はありません。

    3. Xの起動のテストと、ウィンドウマネージャの導入


    起動の前に、A6の場合はswapを追加設定することをおすすめします。
    標準状態では、swapは未使用の状態になっています。
    設定方法に関しては、

    OpenBlocks A6 FAQ: SWAPを設定するには、どのようにすれば良いですか

    を参照してください。

    # xinit

    として、xを起動し、画面表示、入力デバイスの入力を確認してください。

    LXDE環境の導入

    今回は軽量な環境としてLXDEを導入しています。

    # aptitude install --without-recommends lxde
    # aptitude install --without-recommends ttf-vlgothic
    # aptitude install ibus-anthy
    # aptitude install --without-recommends midori

    ディスプレイマネージャとしては、lightdmなどがあります。

    # aptitude install lightdm


    dpkg-reconfigure localesでja.UTF8を選択しておけば、環境は自動的に日本語表示環境となります。
    ibus-anthyは、起動後にiBusの設定によりインプットメソッドとしてanthyを追加して下さい。

    4.さいごに


    今回は、Debian Wheezy環境にてCentury社製USBサブモニタの動作検証を行いました。
    USBサブモニタも一頃のブームはすぎ、多くの製品は販売終了となっています。
    本製品も復刻版として再登場したものです。

    [.tested] Logitec LAN-GTJU3 Gigabit対応USB有線LANアダプタ [debian Wheezy/Squeeze][AX3][A6]

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    Logitec LAN-GTJU3は、ギガビットイーサネット(1000BASE-T)に対応したUSB 3.0/2.0接続の有線LANアダプタです。
    Openblocks AX3およびA6での動作検証を行いました。


    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するハードウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>

    Debian 6.0 squeeze
    OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.0.6
    OpenBlocks AX6 kernel: 2.6.31
    Debian 7.1 Wheezy
    OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
    OpenBlocks A6 kernel: 3.2.40

    1. 対応ドライバと事前準備


    本デバイスは、ASIX社のAX88179を使用しています。
    AX88179は、現在Aシリーズ向けにリリースされているどのパッケージにおいても、カーネル組み込みのasixドライバではサポートされていないため、ASIX社のWebページよりドライバソースをダウンロードしてドライバを構築、インストールする必要があります。

    構築するための環境に際しては、カーネルの構築環境が必要となります。以下の記事を参考に、必要なモジュールを入手し、一度再構築を行ってください。
    ドライバの構築だけの目的の場合は、ファームウェアの作成は必要ありません。

    カーネルのカスタマイズ手順について(非公式版) [AX3][A6]

    また、/lib/modules/<カーネルのバージョン番号>/buildが無い場合は、以下のリンクを作成してください。

    # ln -s /usr/src/linux-<カーネルのバージョン番号>  /lib/modules/<カーネルのバージョン番号>/build

    ドライバのソースコードを入手

    以下のページより、最新のドライバを入手してください。

    ASIX AX88179 - ASIX AX88179 - USB3.0 to 10/100/1000M Gigabit Ethernet Controller:

    現時点での、最新バージョン、1.5は、以下のURL操作により直接入手出来ます。


    # wget http://www.asix.com.tw/FrootAttach/driver/AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE.tar.bz2

     ソースコードの展開

    # bzip2 -d AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE.tar.bz2
    # tar xvf AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE.tar

    bzip2が無い場合は、aptitudeコマンドによりインストールして下さい。

    ドライバ構築およびインストール

    本製品のベンダーIDおよびデバイスIDは既に定義されており、修正などは必要ありません。

    # cd AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE
    # make install

    ドライバの導入

    デバイスをUSBポートに差し込むことによりドライバが自動的に組み込まれます。
    A6/Debian 6.0のdmesgでは以下の様に出力されます。

    ASIX USB Ethernet Adapter:v1.5.0 16:52:51 Sep  3 2013
                    http://www.asix.com.tw
    usb%d: mtu 1500

    eth1: register 'ax88179_178a' at usb-ehci_marvell.70059-1, ASIX AX88179 USB 3.0 Gigibit Ethernet, 34:95:db:04:1a:90
    usbcore: registered new interface driver ax88179_178a

    ただし、AX3、A6ともに、Debian 7.1/Kernel 3.2.40では、カーネルブート時にドライバをうまく読み込めません。(起動後に差し込むと認識します)
    今回は、安易な対策にはなりますが、/etc/modulesに、以下の記述を追加し、強制的に読み込みを行うことにより回避しました。

    ax88179_178a

    インターフェースは、他に追加デバイスをつけていないならば、A6はeth1、AX3/2はeth2、AX3/4はeth4になります。

     2. デバイスの使用方法


    内蔵のeth0等と同様に、/etc/network/interfacesで起動時の設定を行います。
    A6の場合はeth1を新規に記述します。

    auto eth1         # 固定アドレスの場合
    iface eth1 inet static
         address 192.168.253.254
         network 192.168.253.0
         netmask 255.255.255.0
         broadcast 192.168.253.255
    auto eth1         # DHCPを使用する場合
    iface eth1 inet dhcp

    3. 1000BASE-TXおよび100BASE-TX Hubとのリンクの確認


    1000BASE-TXのSwitch Hubおよび100BASE-TXのSwitch Hubに接続し、それぞれ1000BASE-TX、100BASE-TXにてリンクアップし、通信の確認をしました。

    【.tested】 REX-USBDVI2+LCD-8000U2 マルチディスプレイ設定について [Debian Wheezy][AX3]

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    前回、CENTURY plus one LCD-8000U2の検証を行いましたが、本製品と、Displaylink社のチップセットを使用した、RATOC REX-USBDVI2 USBディスプレイアダプタとのマルチディスプレイ表示設定を行ってみました。
    なお、今回AX3およびA6にてテストは行っておりますが、A6では2つめのディスプレイデバイスを認識しますが、正常に動作しません。そのため、今回の検証結果からは外しています。


    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するハードウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>
    Debian 7.1 Wheezy
    OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
    OpenBlocks A6 kernel: 3.2.40

    <使用機器>
    OpenBlocks AX3 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
    OpenBlocks A6 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
    RATOC REX-USBDVI2 USBディスプレイアダプタ
    CENTURY plus one LCD-8000U2 USB接続サブモニター
    OKI Minikeyboard Pro ポインティングデバイス付きミニキーボード

    1. ドライバの準備


    基本的な設定に関しては、

    【.tested】RATOC REX-USBDVI2 ディスプレイアダプタ [Debian Wheezy][AX3][A6] 

    を参考にして下さい。
    同じ環境で、REX-USBDVI2とLCD-8000Uが認識され、それぞれ/dev/fb0、/dev/fb1が割り当てられます。

    dmesgの表示は以下の通りです。(AX3の場合)

    udlfb: DisplayLink REX-USBDVI2 - serial #240450
    udlfb: vid_17e9&pid_0129&rev_0001 driver's dlfb_data struct at f09d5000
    udlfb: console enable=1
    udlfb: fb_defio enable=1
    udlfb: shadow enable=1
    udlfb: vendor descriptor length:29 data:29 5f 01 0027 00 04 04 01 00 03
    udlfb: DL chip limited to 2360000 pixel modes
    udlfb: allocated 4 65024 byte urbs
    mousedev: PS/2 mouse device common for all mice
    udlfb: 1280x1024 valid mode
    udlfb: 720x400 valid mode
    udlfb: 640x480 valid mode
    udlfb: 640x480 valid mode
    udlfb: 640x480 valid mode
    udlfb: 640x480 valid mode
    udlfb: 800x600 valid mode
    udlfb: 800x600 valid mode
    udlfb: 800x600 valid mode
    udlfb: 800x600 valid mode
    udlfb: 832x624 valid mode
    udlfb: 1024x768 valid mode
    udlfb: 1024x768 valid mode
    udlfb: 1024x768 valid mode
    udlfb: 1280x1024 valid mode
    udlfb: 1152x864 valid mode
    udlfb: 1280x1024 valid mode
    udlfb: 1280x960 valid mode
    udlfb: 1152x864 valid mode
    udlfb: Reallocating framebuffer. Addresses will change!
    udlfb: 1280x1024 valid mode
    udlfb: set_par mode 1280x1024
    udlfb: DisplayLink USB device /dev/fb0 attached. 1280x1024 resolution. Using 5120K framebuffer memory
    udlfb: DisplayLink LCD-8000U2 - serial #825785
    udlfb: vid_17e9&pid_01bb&rev_0106 driver's dlfb_data struct at e3a1c000
    udlfb: console enable=1
    udlfb: fb_defio enable=1
    udlfb: shadow enable=1
    udlfb: vendor descriptor length:17 data:17 5f 01 0015 05 00 01 03 00 04
    udlfb: DL chip limited to 1500000 pixel modes
    udlfb: allocated 4 65024 byte urbs
    udlfb: 800x600 valid mode
    udlfb: Reallocating framebuffer. Addresses will change!
    udlfb: 800x600 valid mode
    udlfb: set_par mode 800x600
    udlfb: DisplayLink USB device /dev/fb1 attached. 800x600 resolution. Using 1880K framebuffer memory
    usbcore: registered new interface driver udlfb

    fbsetは、それぞれ以下の値を返します。

    # fbset -i -fb /dev/fb0

    mode "1280x1024-60"
        # D: 108.003 MHz, H: 63.983 kHz, V: 60.021 Hz
        geometry 1280 1024 1280 1024 16
        timings 9259 248 48 38 1 112 3
        hsync high
        vsync high
        rgba 5/11,6/5,5/0,0/0
    endmode

    Frame buffer device information:
        Name        : udlfb
        Address     : 0xfa402000
        Size        : 2621440
        Type        : PACKED PIXELS
        Visual      : TRUECOLOR
        XPanStep    : 0
        YPanStep    : 0
        YWrapStep   : 0
        LineLength  : 2560
        Accelerator : No

    # fbset -i -fb /dev/fb1

    mode "800x600-75"
        # D: 50.000 MHz, H: 47.348 kHz, V: 74.565 Hz
        geometry 800 600 800 600 16
        timings 20000 46 190 13 12 20 10
        rgba 5/11,6/5,5/0,0/0
    endmode

    Frame buffer device information:
        Name        : udlfb
        Address     : 0xf1a81000
        Size        : 962560
        Type        : PACKED PIXELS
        Visual      : TRUECOLOR
        XPanStep    : 0
        YPanStep    : 0
        YWrapStep   : 0
        LineLength  : 1600
        Accelerator : No
    root@obsax3:~#

    2. X環境のインストールと設定


    基本的な設定に関しては、

    【.tested】RATOC REX-USBDVI2 ディスプレイアダプタ [Debian Wheezy][AX3][A6] 
    【.tested】CENTURY plus one LCD-8000U2 USB接続サブモニター [Debian Wheezy][AX3][A6]

    を参考にして下さい。

    ・X11パッケージの導入

    X11の環境のインストールは以下の通りです。

    # aptitude install xorg

    3.マルチディスプレイ環境の設定


    gnomeなどで、xrandr系のツールを使う方法が良く書かれていますが、本環境では、2つめのデバイスが認識されないようです。
    そのため、xorg.confを以下の様に記述します。

    ・xorg.confの設定

    Section "ServerLayout"
    Identifier "Default Layout"
    Screen 0 "Default Screen"
    Screen 1 "Screen-8000" RightOf "Default Screen"
    EndSection

    # REX-USBDVI2

    Section "Device"
    Identifier "Configured Video Device"
    Driver       "fbdev"
    Option "fbdev" "/dev/fb0"
    EndSection

    Section "Monitor"
    Identifier "Configured Monitor"
    EndSection

    Section "Screen"
    Identifier "Default Screen"
    Monitor "Configured Monitor"
    Device "Configured Video Device"
    EndSection

    Section "ServerFlags"
    Option "DontZap" "False"
    EndSection

    # LCD-8000U2

    Section "Device"
    Identifier "LCD8000U2"
    Driver "fbdev"
    Option "fbdev" "/dev/fb1"
    EndSection

    Section "Monitor"
    Identifier "Monitor-8000"
    EndSection

    Section "Screen"
    Identifier "Screen-8000"
    Device "LCD8000U2"
    Monitor "Monitor-8000"
    EndSection

    上記の設定で、メインスクリーンが、:0.0 、サブスクリーンが:0.1となります。

    ただし、この設定でgnome3を導入すると、メインスクリーンのステータス表示やメニュー表示に不具合が出るため、一つの解決方法として、

    Option  "Xinerama" "true"
    を設定しました。
    この設定により、メインスクリーンに対してサブスクリーンが右側に追加された状態で1つのスクリーンとして扱われます。

    Section "ServerLayout"
    Identifier "Default Layout"
    Screen 0 "Default Screen"
    Screen 1 "Screen-8000" RightOf "Default Screen"
    Option  "Xinerama" "true"
    EndSection

    4. Xの起動のテスト


    # xinit

    として、xを起動し、画面表示、入力デバイスの入力を確認してください。

    5.さいごに


    今回は、Debian Wheezy環境にてRATOC社のREX-UDBDVI2と、Century社製USBサブモニタのマルチディスプレイ環境の設定検証を行いました。

    OpenBlocks A7 リリース

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    OpenBlocks A7をリリースしました。

    PoEや3G、RS485に対応しM2Mゲートウェイに最適なマイクロサーバ、 
    「OpenBlocks A7」を発表

    OpenBlocks A7は、OpenBlocks A6をベースに、堅牢性、耐環境性はそのままに、機能拡張を行った製品です。
    A6との違いは、
    • Gigabitイーサネットを2ポートに拡張
    • メインメモリサイズ 1GB (A6は512MB)
    • USB 2.0ポート x2 (A6は1)
    • PoEに対応 (A6は非対応)
    • フラッシュメモリサイズ 128MB (A6は64MB)
    • DIOポートは削除 (A6は8bitDIOポートを装備)
    となり、M2MなどをメインターゲットとしたA6と比べて、旧モデルのOpenBlocks 600Dに近い仕様となり、小規模ネットワークでの様々な運用シーンに対応した設計となっています。
    詳細に関しては以下のページをご参照下さい。

    OpenBlocks A7 製品ページ

    また、全体のサイズも見直しました。
    A6も1Uサイズではありますが、それより若干低くなり、LANのポート位置なども変更しています。

    ・A6シリーズとの比較

    A7の内部写真

    ハーフサイズのSSDが直接差し込めるソケットを持ち、2.5inch SSDは、専用ケーブルにより接続し、ケース内に内蔵する構造はA6と同様です。

     A6との比較 ( 左: A6 右: A7 )


    拡張されたインタフェースの分、部品点数は若干増えています。



    インターフェイスが増えたため、600Dと同様に、背面にGbE/RS-232Cポート、前面にコンソールポートおよびUSBポートという配置に変更されました。

    2. 対応するファームウェア

    対応するファームウェアは、Debian 7.1ベースのファームウェアのみとなります。

    3. デバイス検証について

    検証するハードウェアのベースがA6と同じであるため、殆どの場合において A6/Debian 7.1の検証リストを参考にしていただいて構いません。
    実際には、A7向けのデバイスの検証は、A6の検証と同時にA7のES機上でも行っています。 そのため、本記事以降は、検証リストはA6/A7が併記される形で修正されます。

    ただし、本製品はメインメモリを1GB搭載していますので、swapを別途設定するような記述に関しては、A7では不要になる場合もあります。

    今後は2ポートのネットワークを活用したAP構築や、経路制御系の記事も予定しています。

    4. 出荷時期について

    製品の出荷は、9月下旬を予定しています。
    9/12より、当社法人向け窓口、代理店各社、当社オンラインページにて見積り/予約販売が可能となります。

    OpenBlocks M2Mゲートウェイオプション [AX3][A7]

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    先日のOpenBlocks A7モデルのリリースに加え、M2Mゲートウェイオプションのリリースを発表しました。
    M2Mゲートウェイオプションは、M2Mを主とした用途において、以下の機能を提供するものです。
    • 3G通信モジュール ( 対応機種: A7/AX3 )
      OpenBlocksをワイヤレスでインターネットに接続できます。固定インターネット回線の敷設が困難な場所などにおけるネットワーク環境構築を実現します。3G(W-CDMA)方式に加え、GSMやGPRSといった世界各国で使用される通信方式にも対応しており、M2Mのグローバル展開に最適です。
      3G通信モジュールは国内・海外のM2M通信サービスに対応しています。
    • RS485モジュール ( 対応機種 A7 )
      RS485コネクターをOpenBlocksへ追加し、RS485インターフェイスを持つ各種センサーデバイスなどから直接情報を収集することが可能です。
    本記事では、本オプションの内部実装について、簡単に説明したいと思います。

    1. 外観

    A7の上部に、RS-485の端子を2系統、背面上部から3Gのアンテナ用端子を配置。
    外部アンテナユニットも付属します。


    2. 内部

    非常にコンパクトなA7筐体ですが、内部には2.5inch SSDを内蔵するスペースがあり、そのエリアとの排他使用となります。
    SSDについては、A7は2.5inchSSDのスペースに加え、ハーフサイズのSSDユニットを本体基盤に直接装着出来ますので、ストレージが必要な場合は、ハーフサイズのSSDユニットを利用します。


    3Gモジュールは、AX3のPCI-Eコネクタにも装着出来る形状となり、モジュールの裏面にmicroSIMのソケットが配置されています。

     

    なお、今回写真公開しているユニットは試作品のものです。

    3. 3Gモジュールの仕様について

    標準品として用意される3Gモジュールの仕様は以下の通りです。

    3G通信モジュール概要(A7・AX3用共通)    

    • 対応周波数帯
      GSM/GPRS/EDGE     850/900/1800/1900 MHz   
      WCDMA (UMTS/HSPA)     800/850/900/1700/1900/2100 MHz   
      LTE     未対応
         
    • 対応SIM形状
      microSIM

    • 対応キャリア (取得済みIOT)
      NTT DoCoMo
      Rogers
      BellMobility
      Telus
      Vodafone
         
    • 認証
      JATE/TELEC、GCF、R&TTE
      PTCRB、FCC、IC、A-tic、
      IDA、Anatel、NCC、CCC、KCC
         
    • アンテナ
      サイズ アンテナ高さ:約116mm ケーブル長:約2,000mm   
      防水規格 IP65

    4. 出荷時の制限など

    本製品は、WiFi無線ユニット同様、基本的には出荷時のオプションとなります。
    A7の場合は、本オプションを使用する場合は、SSDはハーフタイプのものを選択します。
    AX3の場合は、PCI-Eコネクタに装着するため、SSDに関する制限はありませんが、PCIスロット数が1であるため、WiFi無線ユニットとは排他使用となります。

    なお、国外対応については、それぞれの国に応じた規格の受査が別途必要になります。


    [.tested] PLANEX UE-1000T-U3 Gigabit対応USB有線LANアダプタ [debian Wheezy/Squeeze][AX3][A6][A7]

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    PLANEX UE-1000T-U3は、ギガビットイーサネット(1000BASE-T)に対応したUSB 3.0/2.0接続の有線LANアダプタです。
    Openblocks AX3およびA6/A7での動作検証を行いました。


    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するハードウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>

    Debian 6.0 squeeze
    OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.0.6
    OpenBlocks AX6 kernel: 2.6.31
    Debian 7.1 Wheezy
    OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
    OpenBlocks A6 kernel: 3.2.40
    OpenBlocks A7 kernel: 3.2.40

    1. 対応ドライバと事前準備


    本デバイスは、ASIX社のAX88179を使用しており、lsusbの結果も、
    0b95:1790 ASIX Electronics Corp.
    となり、前回検証を行ったLogitec製品と基本的に同一のラインの製品であると思われます。

    ドライバの導入に関しては、以下の検証記事を参考にして下さい。

    [.tested] Logitec LAN-GTJU3 Gigabit対応USB有線LANアダプタ [debian Wheezy/Squeeze][AX3][A6][A7]

     2. デバイスの使用方法


    内蔵のeth0等と同様に、/etc/network/interfacesで起動時の設定を行います。
    A6の場合はeth1を新規に記述します。

    auto eth1         # 固定アドレスの場合
    iface eth1 inet static
         address 192.168.253.254
         network 192.168.253.0
         netmask 255.255.255.0
         broadcast 192.168.253.255
    auto eth1         # DHCPを使用する場合
    iface eth1 inet dhcp

    3. 1000BASE-TXおよび100BASE-TX Hubとのリンクの確認


    1000BASE-TXのSwitch Hubおよび100BASE-TXのSwitch Hubに接続し、それぞれ1000BASE-TX、100BASE-TXにてリンクアップし、通信の確認をしました。

    OpenBlocks A7のGPIOポートについて [A7]

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    OpenBlocks A7のGPIOポートの仕様は、A6と異なり、内部のピンにより7bitの入出力のサービスを行います。 (A6は、背面より、8bitのGPIO入出力をサポートします)


    現在マニュアル記述はしておりませんが、以下のページにて仕様を暫定公開しています。

    OpenBlocks A7 FAQ: GPIOポートは利用出来ますか?

    --
    GPIOポートは利用出来ますか?
    外部には出しておりませんが、基板上にご用意しております。
    ボタン電池の側にある、J202ポートがGPIOポートとなります。

    ピン配置は、以下のようになります。

    型番/メーカー: A1-10PA-2.54DSA(71) / ヒロセ電機

    1: MPP17(GPIO_17)
    2: MPP7 (GPIO_7) ※PD禁止
    3: MPP29 (GPIO_29)
    4: MPP28 (GPIO_28)
    5: MPP35 (GPIO_35)
    6: MPP34 (GPIO_34)
    7: MPP40 (GPIO_40)
    8: 未使用
    9: 外部リセット入力
    10: GND

    ピンの配置
    | 9| 7| 5| 3| 1|
    |10| 8| 6| 4| 2|

    --

    内部ピンのみによる出力ということもありますが、A6と仕様が異なりますので、ご注意下さい。

    なお、A7初回出荷時のファームウェアのカーネルでは、GPIOが有効になっていません。
    ファームウェアバージョン 3.2.40-2 以降より有効となっています。


    OpenBlocks 600/600D用 Debian7ベース ファームウェア β版の公開

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    こんにちは。OpenBlocksファミリの開発・技術担当の木村です。
    長らくお待たせしてしまいましたが、OpenBlocks 600 及び 600D に適用可能な、Debian7ベースのファームウェアを公開いたします。なお本ファームウェアについては、次の制限があることがわかっており、β版としての扱いとなります。

    • IPv6を使うには、インタフェースをallmultiにしなければならない (従来からの制限)
    • apache2パッケージで導入したhttpdが起動しない (ソースからのコンパイルであれば起動可。他にも同様の事例が予想される。)
    • 処理内容によって、10~30%程度のパフォーマンスダウンが見込まれる(ベンチマークに基づく)

    適用方法

     

    OpenBlocks 600(SSD/Linux搭載) への適用

    http://openblocks.plathome.co.jp/support/guide/600d/for_obs600_user.html
    ※ ファームウェアファイル名は適宜読み替えてください

    OpenBlocks 600D(Debian搭載) への適用

    http://openblocks.plathome.co.jp/support/guide/600d/verup_to_6.html
    ※ Debian5からDebian6への更新方法ですが、ファームウェアのファイル名以外は同様の操作です。適宜読み替えてください

    ダウンロード

    http://openblocks.plathome.co.jp/support/software/600d/


      

    [.testted] OCS Inventory NG [Debian Wheezy][AX3]

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    OSC Inventory NGは、オープンソースのIT資産管理システムです。
    公式サイトは、以下になります。

    OCS Inventory NG | Home:

    http://www.ocsinventory-ng.org/en/

    debian wheezyのパッケージで提供されるOSC Inventory NG 2.0.5からはUTF-8対応しており、agentから送られてくる日本語の情報もローカルパッチなしに取得出来ます。
    今回は、OCS Inventory NGをOpenBlocks AX3で利用する方法についてご紹介します。


    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するソフトウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>
    OpenBlocks AX3/4 Debian 7.1 kernel: 3.2.40
    LXC 0.8.0rc / ゲストOS: Debian 7.1

    1.LXC上で評価する場合の準備手順


    今回、評価環境を、LXCのゲストOS(Debian wheezy)上で構築しました。

    仮想化を行わない場合は、この作業は必要ありません。

    LXC環境の構築について

     以下のページの手順に従って作業してください。

     [.tested] LXC 0.8.0-rc1 [Debian Wheezy][AX3][A6]

    初期設定について

    先に、タイムゾーンの設定、ロケールデータの作成を行います。
    ただし、lxc-createしてすぐの状態では、vimなどのツールがないため、
    apt-getにより必要なものを追加する必要があります。
    また、aptitudeパッケージも最初は含まれていませんので、先にaptitudeパッケージをapt-getにより導入します。

    # apt-get install aptitude
    # aptitude update
    # aptitude install vim

     タイムゾーンの設定:
    # dpkg-reconfigure tzdata

     ロケールデータを設定する場合:
    # dpkg-reconfigure locales
       ja_JP.UTF-8 等の必要なロケールを選択する

    また、今回は、インベントリ収集サーバとして使用しますので、/etc/network/interfacesのeth0は、dhcpによるIPアドレス設定ではなく、固定のIPアドレスを指定します。
    IPアドレスは、それぞれの環境で割り当てられたものを使用してください。
    以下の例では、割り当てられたIPアドレスを、192.168.3.50、gatewayが192.168.3.1と想定しています。

    auto eth0
    iface eth0 inet static
        address 192.168.3.50
        network 192.168.253.0
        netmask 255.255.255.0
        broadcast 192.168.253.255
        gateway 192.168.3.1

    開発環境の導入について

    今回は行っていません。

    2.mysqlの導入


    パッケージのインストール

    # aptitude install mysql-server

     インストール時にMySQLを管理するrootユーザのパスワードを聞かれるため、
     予め決めておく必要があります。

    動作確認

    # mysql -u root -p

    mysql> show databases;
    +--------------------+
    | Database |
    +--------------------+
    | information_schema |
    | mysql |
    +--------------------+
    2 rows in set (0.00 sec)

    mysql>


    3.OCS Inventory-NG serverのインストール


    データベースの作成

     あらかじめocs inventory serverで使用するデータベースを作成、設定します。
     rootユーザのパスワードは、aptitudeコマンドによりインストール時に設定しています。

     MySQL monitorを起動し、joruriユーザを作成します。

    # mysql -u root -p
    Enter password: ←インストール時に設定した(mysqlの)rootユーザパスワードを入力
    Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
    Your MySQL connection id is 39
    Server version: 5.1.49-3 (Debian)

    Copyright (c) 2000, 2010, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
    This software comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY. This is free software,
    and you are welcome to modify and redistribute it under the GPL v2 license

    Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

    mysql>

     DBを作成します。

    mysql> create database ocsweb;

     確認は以下のコマンドにより行います。

    mysql> show databases;
    +--------------------+
    | Database           |
    +--------------------+
    | information_schema |
    | mysql              |
    | ocsweb             |
    | performance_schema |
    | test               |
    +--------------------+
    5 rows in set (0.00 sec)
    mysql>

     ユーザを作成します。

    mysql> grant all privileges on ocsweb.* to ocs@localhost identified by 'password';

     ※パスワードは適切な値を設定してください。
    ocs inventory

     character setを設定します。

    mysql> alter database `ocsweb` default character set utf8 collate utf8_general_ci;

    OCS Inventory-NG serverのインストール

     debian wheezyパッケージより、ocsinventory-serverをインストールします。
     関連パッケージとして、apache2、perl5、php5等が合わせてインストールされます。

      # aptitude install ocsinventory-server

    web GUIによる初期設定
     
     Webブラウザより、以下のURLにアクセスします。
     http://サーバのIPアドレス/ocsreports/

      ここで、データベースのユーザ(ocs)、パスワード(設定したもの)、データベースサーバー名を入力します。


     データベースの設定が成功すると、以下の画面となります。


     改めて、以下のURLでアクセスします。
     http://サーバのIPアドレス/ocsreports/

     管理用のユーザ名および、初期パスワードは、user: Admin Password: admin です。


     以下のエラーが出ますが、これはセキュリティ警告で、

     ・install.phpが残っている
     ・Adminのパスワードがデフォルトのまま

     ですので、まずは/usr/share/ocsinventory-reportsの下のinstall.phpを消してください。


     Adminアカウントの変更は、以下のタグより行います。

      
     2つの修正が終わると、ログイン時のエラーメッセージが消えます。


    3.OCS Inventory-NG Agentのインストール


     ・OCS Inventory-NG Serverの一部修正

     データベースocswebのユーザocsのパスワードをデフォルト以外にしておかないと、管理画面にてセキュリティエラーが表示されるため、今回の手順ではあらかじめ別のパスワードを設定していますが、Agentよりデータを受け取ろうとすると、受け取り側のモジュールでエラーが出ます。
     これは、一部の設定ファイルがデフォルトのまま記述されているのが原因のため、修正が必要となります。
     /etc/ocsinventory/ocsinventory.conf内の、
     PerlSetVar OCS_DB_PWD
     で設定された、パスワードをデフォルトのocsから設定したパスワードへ変更してください。

    root@glpi3:/etc/ocsinventory# vi ocsinventory.conf

      :
      # Master Database settings
      # Replace DATABASE_SERVER by hostname or ip of MySQL server for WRITE
      PerlSetEnv OCS_DB_HOST localhost
      # Replace DATABASE_PORT by port where running MySQL server, generally 3306
      PerlSetEnv OCS_DB_PORT 3306
      # Name of database
      PerlSetEnv OCS_DB_NAME ocsweb
      PerlSetEnv OCS_DB_LOCAL ocsweb
      # User allowed to connect to database
      PerlSetEnv OCS_DB_USER ocs
      # Password for user
      PerlSetVar OCS_DB_PWD password
      :

     ・OCS Inventory-NG Agent for Windowsのインストール

     公式サイトより、OCS Inventory-NG Agent for windowsをインストールします。
     ただし、今回使用した、debian wheezyのパッケージは、2.0.5となりますので、対応したバージョンをインストールする必要があります。


    ダウンロードしたzipファイルを解凍し、インストールを行ってください。

    4.OCS Inventory-NGの操作画面例


     AgentをインストールしたPCより、一定時間毎に情報が送られてくると、操作画面には以下の様に情報が表示されます。


    対象のPCをクリックすると、詳細の情報が表示されます。


    操作画面メニューの日本語対応はしていませんが、入手したデータは表示されています。


    5.さいごに


    今回は、オープンソースの資産管理システムである、OCS Inventory-NGについて、debian wheezyのパッケージでのインストールおよび、agentっとの連携までを試しました。
    agentの最新バージョンを使用する場合は、パッケージではなく、最新バージョンのサーバープログラムが必要となります。
    また、資産管理に関しては、glpiによる台帳管理システムと組み合わせる場合も多いため、別途評価できればと考えています。

    [.testted] GLPI + OCS Inventory NGによるIT資産管理 [Debian Wheezy][AX3]

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    GLPIは、リソース管理、サービスデスク、ソフトウェアのライセンス管理、監査などの機能をもつ、オープンソースの資産管理システムです。

    GLPI - Gestionnaire libre de parc informatique:

    http://www.glpi-project.org/spip.php?lang=en

    GLPIは、主に情報部門などで必要とされる機能の多くが実装されており、また日本語にも対応しています。
    ただし、GLPIには、OSC Inventory-NGが提供するような、管理対象のPC等からリモートで情報を取り出す手段がないため、GLPIにOSC Inventory NGのデータベースと連携する機能が実装されています。

    今回は、GLPIを管理台帳のシステム、OCS Inventory NGをエージェントからのデータ収集システムとして、OpenBlocks AX3で利用する方法についてご紹介します。


    OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するソフトウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
    内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

    <検証環境>
    OpenBlocks AX3/4 Debian 7.1 kernel: 3.2.40
    LXC 0.8.0rc / ゲストOS: Debian 7.1

    1.OCS Inventory-NGのインストール


    OCS Inventory-NGのインストールに関しては、前回の記事を参照してください。

    [.testted] OCS Inventory NG [Debian Wheezy][AX3]


    2.GLPIのインストール


    データベースの作成について

     OCS Inventory-NGにてインストールしたMySQLを使用します。
     GLPIインストール時に、(MySQLの管理者パスワードを入力する必要があります)

    GLPIのインストール

     debian wheezyパッケージより、glpiをインストールします。
     提供されるバージョンは、GLPI 0.83.31です。

      # aptitude install glpi

     インストール中に、MySQLデータベースの管理者パスワード、および、GLPIが使用するデータベースのパスワードの入力を求められますので、前回のmysql-serverインストール時に設定した管理者パスワードおよび、GLPIで使用するDBのパスワードを入力してください。

    web GUIによる初期設定
     
     Webブラウザより、以下のURLにアクセスします。
     http://サーバのIPアドレス/glpi/

     http://サーバのIPアドレス/ocsreports/

     管理用のユーザ名および、初期パスワードは、user: glpi Password: glpi です。


    初期画面が表示されます。


     右上のsettingボタンを押し、languageを日本語に変更します。


    メニューが日本語となります。


    3.OCS Inventory-NG との連携方法


    OSC Inventory-NGとの連携は、OSCNGメニューより行いますが、事前に、OSCNG modeを有効にする必要があります。

     セットアップ-一般設定-一覧タブより、OSCNG modeを有効にしてください。



     有効にすることにより、セットアップメニューより、OSCNG modeが選択できます。


    データベースのサーバ名を選択し、OSC Inventory-NGで使用するデータベースのパスワードを入力します。
    また、OSCNG database in UTF8も「はい」にします。


    インポートのオプションを設定します。
    OSCNGソフトウェアリストの使用は「いいえ」にして下さい。
    「はい」の場合、初期状態では登録されたリストとのマッチングの関係だと思いますが、ソフトウェアリストが取得されません。


    ツール-OSCNGメニューより、「新しいコンピュータをインポート」を選択します。
     

    OSC Inventory-NGで管理されているコンピュータのリストが表示されますので、全てインポートする場合は、そのままインポートを押します。


    インポートが成功すると、一覧 - コンピュータ メニューにて機器一覧が表示されます。


    閲覧したい機器の名前をクリックすることにより、情報が表示されます。
    また、この情報は、csv形式で出力することも出来ます。




    出力されるcsvファイルは、一旦保存し、excelなどで取り込む際には、文字コードとしてUTF-8を、セパレータとして「;」(セミコロン)を指定します。

    5.さいごに


    今回は、OpenBlocks AX3のdebian wheezyにより提供される、glpiパッケージと、ocsinventory-serverパッケージを使用し、エージェントプログラムより入手した情報をGLPIパッケージで使用する方法を紹介しました。
    日本語の扱いについても、特にパッチなどを適用する必要もなく、比較的簡単に導入できると思います。

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